菊芋

先日、商品開発の為、長野県下伊那郡の阿智村を訪れました。こちらはその時の写真です。

阿智村で育った栄養豊富な菊芋を使った商品を開発しています。ところで皆さんは菊芋はご存知でしょうか?

菊芋とは、鮮やかな黄色い花を咲かせる植物の根が肥大化したものです。「芋」ではありますが、デンプンをほとんど含んでいないのが特徴です。見た目は生姜とよく似ていますが、割ってみると生姜が黄色いのに対し、菊芋は白色です。れんこんのような味で、香りはごぼうに似ており、食感はサクサクとしています。生のままでも食べることができます。

菊芋は食物繊維がとても豊富で、主成分「イヌリン」といわれる水溶性の食物繊維です。この「イヌリン」がとても素晴らしい成分なのです。

「イヌリン」は水溶性食物繊維で、水分を含むとゲル状になって、余分な糖質やコレステロール、塩分などを包み込み、吸収をブロックします。その結果、血液中に吸収される糖が減るので、血糖値・血圧の上昇が穏やかになり、糖尿病やメタボ対策・ダイエットに効果的です。

また、イヌリンは腸に運ばれると「フラクトオリゴ糖」に分解されて、ビフィズス菌など善玉菌のえさになります。その為、腸内環境を整えるのに役立ちます。健康にも美容にも腸内環境が注目されていますよね。

さらに菊芋は、「イヌリン」以外にもミネラルや抗酸化物質も含んでいます。

すい臓やインスリンの働きを助ける「亜鉛」、塩分の排出を促す「カリウム」、また抗酸化作用をもたらす「セレン」や「ポリフェノール」を含んでいます。菊芋が健康野菜と言われる所以は、たっぷりの「イヌリン」と豊富なミネラルの相乗効果が期待されるからですね。

いいこといっぱいの菊芋を、毎日の食生活に手軽にプラス出来る商品の開発を進めています。