糖化とは?糖質が及ぼす体への影響
ただ太っただけでは終わらない、糖質が身体に及ぼす影響とは
①糖質は美容にも健康にも影響する
三大栄養素である炭水化物のうちに含まれる糖質ですが、摂りすぎて血液中に溢れると体温で温まることでタンパク質と結合し、AGEs(エー・ジー・イー・ズ)(糖化最終生成物質)という物質になります。
実は、このAGEsが身体にいろいろな悪影響を及ぼします。
年齢を重ねる度に肌のたるみ、シミ、くすみが気になったりしたことはありませんか?
なんとその原因のひとつが糖質なのです。
AGEsは炎症を起こすきっかけとなる「炎症性サイトカイン」を生み出すきっかけとなります。肌の表面で作られる炎症性サイトカインはメラニンの生成に関与しています。これがシミを促進する原因にもなっています。
また、肌の弾力を保つコラーゲン繊維はバネのようになっていますが、糖化すると柔軟性を失い、肌弾力の低下、たるみの原因になってしまいます。
糖化は美容だけでなく、健康にも害を及ぼします。
糖尿病、がん、骨粗しょう症も糖化が原因といわれています。その他、白内障、認知症、歯周病もAGEsが関与していると考えられています。糖化することでタンパク質の機能が落ちていくからです。
②食事の摂り方で糖化をストップ
AGEsは一度糖質とタンパク質がくっついたら、離れることはできません。
元に戻すことができないだけでなく排出も思うようにされないため、蓄積されてしまいます。
なるべく糖化を最小限にしていく習慣が大事です。
ではAGEsが多く含まれている食品にはどんなものがあるでしょうか。
キツネ色に焼けたトーストやホットケーキやクッキー、からあげ、焼き鶏、トンカツ、ステーキ、フライドポテトやポテトチップス、動物性脂肪食品にはたくさんAGEsが含まれています。
清涼飲料水に多く含まれている人工甘味料は、ブドウ糖の10倍もの速さでAGEsが生成されるので注意しましょう。
AGEsは加熱する温度が高いほど、よりたくさん発生するといわれています。揚げ物は170度~220度、オーブン調理は200度~240度で加熱するため、なるべく茹でる、煮る、蒸す。といった加熱方法で調理するか、生のまま摂取するのがよいでしょう。
食後に体内でできるAGEsの量は、「血糖値×時間」です。食後1時間後に血糖値が一番高くなり、この時間帯に血糖値が高いほど体内の糖質とタンパク質が結びつきやすくなります。
③まとめ
いかがでしたでしょうか。
普段わたしたちが口にしている食事にもたくさんAGEsが含まれています。
意識してなるべくAGEsを避ける食事、血糖値を上げない努力が必要ですね!
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