近江商人の商売十訓①

先日、近江商人の「三方よし」について書かせて頂きました。

今回はその近江商人の商い作法をまとめた「近江商人の商売十訓」をご紹介させて頂きます。

一、商売は世の為、人の為の奉仕にして、利益はその当然の報酬なり。

「売り手良し」「買い手良し 」「世間良し」という三方よしの原点です。利益を得ること自体は悪いことではありませんが、奉仕や社会貢献になっていれば利益は自ずと後からついてくるということですね。逆に考えると、三方に良くなければ、利益は続かないということでしょう。

二、店の大小よりも場所の良否、場所の良否よりも品の如何。

「場所」とは立地のことですね。近年はインターネットの普及で通販販売も盛んになり、実店舗以外にもオンラインショップなどの「場所」も思い当たります。そして、それよりも大切なのは商品であるということです。外観よりも、立地よりも、まずは商品の質が第一ですね。

三、売る前のお世辞より売った後の奉仕、これこそ永遠の客をつくる。

アフターサービスの大切さですね。言葉巧みに口八丁手八丁で売ることに注力するよりも、「売った後の奉仕」が顧客満足度を上げ、ひいてはリピートに繋がるということですね。

今回は十訓のうち三つをご紹介させていただきました。

続きは、また次回の記事でご紹介させて頂きたいと思います。